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「 子どもと過ごす時間 」足りないと感じているのは?
子どもがよく使っている遊びの「ツール」について聞いたところ(複数回答)、「絵本」81.8%がダントツのトップとなりました。
2位以下から9位についても、昔とあまりかわらないアナログなものが中心で、「人形・ぬいぐるみ」、「積み木」、「知育玩具」、「ブロック」、「ミニカー」、「パズル」、「おままごと」、「乗用玩具」。特徴的なのは、10位に「DVD」が入っていることです。
こうしたいろいろな遊びで費やされる平日の子どもの遊び時間について、下記のような区分をして内訳をみたところ、DVD視聴にはじつに47.8分も時間を割いています。
一方、子どもが好んでいる「絵本」の読み聞かせの時間は、22.1分ともっとも短い結果でした。
ひとり遊び・・・58.6分
室内遊び・・・・49.2分
外遊び・・・・・・48.9分
DVD視聴・・・・・47.8分
読み聞かせ・・・・22.1分
読み聞かせは、母親と子どもの大切なコミュニケーションです。そのようなことは現役の母親の皆さんが、よくわかっていることで、9割近くの母親が読み聞かせを重要だと考え、7割以上の母親が「今後増やしたい」と答えています。
逆に、減らしたい時間として一番にあがったのは、やはり「DVD視聴」の時間でした。
「読み聞かせ」の大切さを自覚しつつも、つい「DVDに子守り」をさせてしまうという、理想とギャップの違いが浮き彫りになった結果です。
子どもと過ごす時間 …「読み聞かせ」はなぜ大切なの?
「読み聞かせ」を行うことは、子どもの情緒や想像力を育まれ、言葉を覚える大切な機会にもなります。言葉を覚えると、自分で考える力や感情が生まれ、他者に積極的に関わろうという気持ちも生まれるそうです。まさに子どものコミュニケーション能力の発達につながるのですね。
また、先のアンケートで、1週間のうちにどの程度の本を「読み聞かせ」しているかと聞いたところ、
・「0冊」・・・・13.6%
・「1~5冊」・・・47.9%
・「6~10」・・・11.4%
となりました。
年齢別の結果では、0歳児は「0冊」という回答が3割以上を占めましたが、0歳児でも読み聞かせは楽しめるということが、あまり知られていない結果ではないか、と本アンケートのレポートでは分析されています。
0歳児の赤ちゃんは、ことばの音やリズム、大人の表情や雰囲気を感じ取って楽しんでいます。
目を見て体に触れながら、子どもの好きな絵を見せたり、歌を歌ってあげることも「読み聞かせ」の十分範疇に入る、効果的な方法なのだそうです。
「読み聞かせ」の時間が少ない理由には、子どもの集中力が続かない、ということもあります。ですが、少しずつ気長に取り組むこと、ある日違った反応を見せてくれる、ということです。
■調査概要
【調査名】: 0-3歳児と母親に関する調査
【調査方法】:インターネット調査
【対象】: 0~3歳児の子ども(第一子)がいる母親
【実施期間】: 平成27年3月21日~3月22日
【サンプル数】:1,000 人
【調査会社】:株式会社 i marketing
<調査出典>
子どもとの一番増やしたい時間は「読み聞かせ」の時間! ~0-3歳児と母親に関する調査結果発表~
http://prw.kyodonews.jp/prs/release/201508052532/
<参考>
文部科学省「子ども読書の情報館」
http://www.kodomodokusyo.go.jp/yomikikase/
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