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執筆:南部 洋子(助産師、看護師、タッチケア公認講師)
監修:岡本 良平(医師、東京医科歯科大学名誉教授)
眠くなったときや退屈なときにあくびが出た経験はありませんか?
脳の働きがにぶくなり、通常の活動ができない状態にあくびをすることで、脳に酸素を送り、脳の働きを活発にしていると考えられています。しかし、なぜ脳の働きがにぶくなったときにあくびが出るのかは、まだよくわかっていません。
あくびってどうして出るの?
一般的にあくびが出るのは、脳が酸素不足の状態のときに、無意識に行われる反応だと考えられています。
これらに共通している状況は、脳の働きがにぶくなり、通常の活動をしていないということです。疲れたとき、部屋の空気が悪くなったときなどに出ることが多いです。反対に何かに集中している時や、夢中になっているときにはあくびは出ません。
あくびをすることで大きく空気を吸い込んで、新しい酸素をたくさん血液に送り、脳や身体全体の活動を活発化しようとしていると考えられています。
また口が大きく開くことで、あごの筋肉も刺激されて、脳への刺激につながっているともいえます。ですからあくびは、くしゃみや咳などと同じように、人間の防衛反応による生理現象とも言えるでしょう。
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