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「舌苔(ぜったい)」が増えるのはどんなとき?
口の中が不衛生だと、口の中で細菌は異常に繁殖して舌苔として付着します。体調が悪いときや睡眠不足、また、タバコなどにより唾液が減少すると、口中の自浄作用、殺菌作用が低下し、免疫力も低下するため、細菌が繁殖し、舌苔が増えます。
また病人や老人で、あまり話をしない、食べ物は流動食が多いなどのように、舌を動かさなくても済んでしまっている場合も、舌苔が溜まりやすくなります。さらに胃腸が悪くなると全身の免疫力が低下してしまい、舌苔が着きやすくなります。胃腸に未消化物や余剰水分が多いと、舌の表面に分厚い苔が現れてきます。
舌の色や状態でわかる!健康・不調のセルフチェック
身体の健康状態は、その日の舌の色で簡単に確認することができます。
それでは早速鏡で確認してみましょう。
白い舌
冷たい飲食物の摂り過ぎにより、体内に過剰な水が溜まり、食欲不振、下痢、足腰が重だるい、疲れやすいなどの症状が現れたときになりやすい色です。
真っ赤な舌
唾液分泌機能低下、血液中の水分不足、発熱の可能性があります。
黄色っぽい舌
熱や病気などが進行してくると、白い舌に黄色い着色が現れることがあります。また、喫煙の本数が増えてくるとヤニの色で黄色くなります。
黒い舌
病状が悪化してくると黒い舌苔が見られることがあります。口の中の細菌のバランスが崩れてきて「菌交代現象」が起き、正常な菌が減少し、通常ではあまり存在しない菌が異常増殖しているのです。長期間抗生物質を服用した場合などに、この菌交代現象がよく見られます。舌に黒い毛が生えたように見えます。
黒や紫っぽい舌
血液に粘りが出ていて、血行障害を起こしている可能性があります。
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