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一歩間違えると悪い習慣に
食後すぐに横になるのは良いことだとお伝えしました。
しかし、食後すぐに寝床に入って本当に眠ってしまうのはNGです。眠ると胃腸の動きが鈍くなり消化に時間がかかるため、胃腸の負担を増やしてしまいます。
また、睡眠時は身体全体に血液を巡らせ、身体中の機能修復をする時間です。
そのときに消化に時間をかけることは、睡眠の質を低下させることにもつながります。
さらに、逆流性食道炎という胃酸が逆流して食道の粘膜を傷つけ炎症を起こす疾患を持つ人は、食後すぐに横になると胃酸が逆流して、症状悪化につながります。症状がない人でも、すぐに横になる習慣で逆流性食道炎を引き起こす場合もあるようです。
悪い習慣にしないために気を付けるポイント
「食後30分~1時間程度、完全に横にならず、上半身は少し起こして寝っころがる」のが理想的です。
ソファで寝転んで、背中にクッションなどを置いて少し起こしたり、リクライニングできる椅子を活用するのも良いでしょう。
足を高くしておくと、血液が胃腸へ回るのを助けます。こうすれば、胃液の逆流を抑えながら消化をスムーズにすることができ、食後の良い習慣となります。
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