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執筆:山本 ともよ(管理栄養士)
タバコや食品の色素による歯の着色汚れ。見た目が良くないと気にする方は多くいますよね。ただ、見た目以外にそれらの色素による歯や身体全体への影響はあるのでしょうか。
詳しくいみていきましょう。
歯の着色汚れ「ステイン」ができるメカニズム
歯の着色汚れを「ステイン」と言います。その原因として、コーヒーやワイン、紅茶、緑茶、カレーなどの食品に含まれる色素、タバコのヤニがあります。
歯の表面には唾液で作られる「ペリクル」という薄い膜があります。
ペリクルは虫歯を作る酸から歯を守ってくれる役割がある一方で、ステインのもとになるものを吸着する性質があり、ペリクルに含まれるたんぱく質やカルシウム、金属イオンと食品の色素物質が化学反応を起こしてステインとなります。
長期間にわたって歯に沈着すると、見た目でも気になるほどの着色汚れとなるのです。
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