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色素成分の身体への影響
ステインの原因となる食品は、先にも挙げた代表的なもの以外にも、バナナ、りんご、ぶどう、柿、ブルーベリーなどの果物類、緑黄色野菜、ココア、チョコレートなど、日常にあふれています。
これらの食品に含まれる“色素成分”は、「ビタミンB群」や、近年第7の栄養素と言われ注目されている「ファイトケミカル(ポリフェノール、タンニン、アントシアニン、カテキン、リコピンなど)」です。
ビタミンB群は、食べた物をエネルギーに変え、代謝を促したり、血液や細胞を作るのに欠かせません。また、ファイトケミカルは、老化や病気の原因となる細胞の老化を防ぐ抗酸化作用を持つのが特徴です。
つまり、色素成分自体は身体にとって積極的に摂るべき成分なのです。
一方で、タバコのヤニ(ニコチン、タール)は植物などに含まれる樹脂。歯だけではなく、喉や内臓にこびりつき、そこにとどまって有害物質を出し続けます。
お口の中の害だけを考えても、ステインだけではなく、歯茎の変色や歯周病、虫歯の原因にもなる、身体に悪影響を及ぼす成分です。
ステインの身体への影響
次に、ステインの身体への影響について考えてみましょう。
ステイン自体が歯や身体に悪影響を及ぼすことはありません。しかし、ステインができると、歯の表面が滑らかでなくなるため、食べ物のカスや色素成分がつきやすくなり、磨き残しも多くなります。
するとステインがさらにできやすくなったり、虫歯や歯周病を起こしやすくなる、という悪循環を起こします。
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