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いびきの原因、「気道の閉塞」はなぜ起こる?
いびきは、「気管が閉塞し、空気が通りにくくなっている」から起こることはすでにご説明しました。
それではなぜ、気道が閉塞してしまうのでしょうか?
その原因は人によって異なっており、原因によって対策も様々となります。
原因とそれぞれの対策について、みていきましょう。
肥満が原因のいびき
「太っている人はいびきをかきやすい」とよく言いますが、これは本当です。
通常よりも多く脂肪が喉についている影響で、立ったり座ったりしているときはいいのですが、横になった時に脂肪が気管を圧迫してしまい、閉塞させてしまうのです。
この場合は、減量することはもちろん、横になる際は仰向けではなく、横向きに寝ることでいびきが改善しやすくなります。
扁桃腺(へんとうせん)が原因のいびき
扁桃腺とは、舌の付け根から両脇に存在しており、外部から入ってきた菌やウイルスから体を守る免疫機能があります。しかし、この扁桃腺が炎症を起こして腫れてしまうことで、気道を圧迫してしまいます。
この場合は、扁桃腺の一部を切除する手術を受けることで、いびきは改善します。
鼻づまりがある
鼻炎などで鼻がつまってしまっている場合、口から大量の空気を吸い込もうとしていびきが起きてしまうことがあります。
この場合は鼻づまりを改善することで、いびきも改善することができます。
いかがでしたでしょうか。
「いびきがうるさい」と聞いて、パートナーやご自身のことでお心あたりのある方は、まずはいびきの種類を確認してみてください。
またすでに見てきたように、場合によっては重大な危険が潜んでいる可能性もあります。いびきで気になることがあれば、専門医を受診することが確実です。
<執筆者プロフィール>
山村 真子(やまむら・まこ)
看護師・西東京糖尿病療養指導士、一児&犬二匹の母親兼主婦。現在は医療系ライターとして執筆活動中
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