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こうして体臭を増やさない
タンパク質
タンパク質は摂り過ぎに注意しましょう。肉、魚、卵、大豆、大豆製品などのタンパク質の多い食品は、1食あたり1皿程度を目安とし、量の目安は、手のひらにのるくらいの大きさ(分厚さは手の厚さ)と考えましょう。
また、とくに肉類は摂りすぎに注意し、脂肪の少ない、赤身やヒレなどの部位を選ぶと良いでしょう。
食物繊維
悪玉菌を減らし、善玉菌を増やすことで、腸内環境を改善します。そのために、臭いを軽減させる食物繊維を意識して摂りましょう。
食物繊維の多い食品には、わかめや昆布などの海藻類、椎茸、えのきだけ、しめじなどのきのこ類、ゴボウ、ブロッコリー、セロリなどの野菜類が挙げられます。
毎食小鉢1皿~2皿を目安に、意識してとりいれましょう。
脂質
脂肪分の多い、生クリームやバターを多く使った食品、揚げ物やあぶらっこい料理、スナック菓子、あぶらの多い肉類などのとりすぎに注意しましょう。あぶらっこい食事が続かないように意識するとよいでしょう。
抗酸化力の高い食品
抗酸化力の高い食品は、皮脂の酸化を防ぐことで、臭いを減らす効果が期待できます。
ピーマン、ほうれん草、トマト、かぼちゃなどの緑黄色野菜や海草類、きのこ類、果物などが抗酸化力の高い食品です。意識してとりいれましょう。
タンパク質や脂質の多い食事にはなっていないか、ご自身の食生活を振り返ってみましょう。
体臭の原因として欧米化を挙げましたが、ダイエットのためにタンパク質の多い食品ばかりをとるといった極端な食事バランスの乱れも体臭につながります。体臭について気になっている方は、一度ご自身の食生活を振り返ってみてはいかがでしょうか。
<執筆者プロフィール>
桜 イクミ(さくら・いくみ)
管理栄養士・健康運動指導士・フードスペシャリスト
株式会社 とらうべ 社員。病院での栄養管理・栄養指導の経験を経て、現在は企業で働く人の食と健康指導を行っている
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