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生理不順を放っておくとどうなるの?
頻発月経も、稀発月経も正常に排卵が行われていない可能性があります。生理がきていても排卵がされていなければ妊娠は難しくなります。また、生理周期が長いまま放っておくとそのうち生理がこなくなり「無月経」になってしまう可能性もあります。
生理不順を放っておくと子宮や卵巣が委縮し、不妊症になってしまうこともあるので早めのうちに病院を受診しましょう。
また、生理不順は女性ホルモンの異常によるものですから、骨粗しょう症になりやすくなったり、肌荒れや便秘になったりするといった症状も引き起こします。
生理不順を治すにはどうすればいい?
生活習慣を見直す
ホルモンバランスの乱れによって生理不順が起こっている場合は、生活習慣を見直してみましょう。睡眠不足だったり、食生活が偏っていたりする不規則な生活は生理不順になりやすいです。
睡眠時間をきちんと確保して、毎日同じ時間に眠り、目覚めるよう心がけましょう。また、ストレスをためないことも重要です。
体型を見直す
痩せすぎや太り過ぎが生理不順の原因になることもあります。栄養不足になると脳の働きが鈍り、ホルモンバランスが乱れてしまうのです。
反対に、太り過ぎは女性ホルモンが過剰に分泌されてしまい卵巣の機能が弱まります。無理なダイエットや過食は避けるようにしましょう。
低用量ピルを服用する
生理不順を治すためには、生理不順となっている原因を探ることが重要です。原因によっては、医師の判断で低用量ピルを処方されることもあります。
ピルの服用中は排卵を一旦休ませ、正しい周期で生理を起こし、ホルモンのバランスを整え体調回復を目指します。
生理不順には日頃の習慣によるものやホルモン異常などがあるので、生理不順に悩んでいる人はまずは産婦人科を受診しましょう。
<監修者プロフィール>
太田 郁子(おおた・いくこ)
倉敷平成病院婦人科医長、医学博士、日本子宮内膜症啓発会議実行委員
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