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執筆:井上愛子(保健師、看護師)
夏が終わり涼しくなってきましたが、日中はまだまだ暑く汗をかくことも多いですね。「ワキに汗をかいていないか」と心配してしまうことはありませんか?
何かと気になってしまうワキ汗。このワキ汗を抑える方法はないのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
どんな時に汗はでるの?
普段の生活で汗をかくのはどんな時でしょうか。運動をした時や暑い時、熱いものや辛いものを食べた時、過度に緊張した時などがそうでしょう。
ヒトの皮膚には汗腺があります。私たちはそこから汗を分泌し、汗が蒸発するときに熱を奪い(これを「気化熱」といいます)、体温を調節しています。この体温を一定に保つための発汗を「温熱性発汗」といいます。
またほかにも、緊張や不安による「精神性発汗」、辛い物や刺激物を食べることで生じる「味覚性発汗」があります。
発汗の量は温熱性発汗が最も多く、汗をかく場所も発汗の種類によって異なります。脇は、温熱性発汗と精神性発汗の両方による発汗がみられる場所で、さらに汗腺も多くあることから、汗を多くかく場所なのです。
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