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累積疲労と慢性疲労
累積疲労を提唱した医師は、累積疲労と慢性疲労は違うものであると述べています。
慢性疲労は、原因不明のだるさが続くもので、悪化すると「慢性疲労症候群」と診断されますが、治療法は確立されていません。一方、累積疲労は、身体の疲労が原因であり、治療法もはっきりしています。
精神的な影響がでていても、身体の疲労をとることで改善が期待できるため、まずは「累積疲労」という概念を知り、疲れがとれない場合は、早めに病院を受診しましょう。心療内科や病院によっては、総合診療科として全身の不調を診ているところもあります。
累積疲労は、その原因に気づき、正しい対処法を取れば、必ず治るものです。日々の疲れや不調をないがしろにせず、身体のサインに耳を傾けてみましょう。
<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
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