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混合型頭痛:2つの頭痛が起こる理由
睡眠中は休息状態にあるので、緊張が解けて脳の血管は拡張します。しかし寝すぎると脳の血管が広がり過ぎてしまい、周囲の神経を圧迫することになるのです。
これが寝すぎによる偏頭痛です。
また寝ている間には、肩や首の筋肉は寝返りを打つ程度でほとんど動いていません。そのため、寝すぎると肩こりのような状態になって、周囲の血管が圧迫され緊張型頭痛が起こるのです。
寝すぎた日の頭痛は、以上の2つの頭痛が混ざり合って起こる「混合型頭痛」です。
偏頭痛が出ている時は、ひどい頭痛で何も手につかず、偏頭痛が治まってきても緊張型頭痛があり「頭がズーンと重い」という悲惨な状態です。
混合型頭痛の対処法
この2種類の頭痛を同時に治療することは難しいと言われます。
理由は、この2つの頭痛の対策には、相反する部分があるからです。例えば偏頭痛の場合は冷やしたほうがいいのに対し、緊張型頭痛の場合は温めたほうがいいという違いがあります。
また偏頭痛は安静が一番であるのに対し、緊張型頭痛は軽いストレッチなどが効果的という点で異なります。このため、一般的には先に緊張型頭痛を改善してから、偏頭痛の治療に入ることが多いようです。
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