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執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士)
日々進歩している現代の医療においても治療が難しい病気。それが「難病」です。
難病と一言でいっても、病気の種類は幅広く、また指定されている病気も年々増加傾向にあります。
そこで今回は「難病」とはどういう病気を指すものなのか、また「難病」と指定されると何が変わるのかなどについて、ご説明していきましょう。
難病は「医学的に明確な基準はない」
「難病」と聞くと、みなさんはどういったイメージをお持ちでしょうか?
「不治の病」や「治ることが難しい病気」など、それぞれ若干の違いがあるかもしれません。
実は「難病」という言葉そのものに、明確な医学的定義はありません。
例えば、ひと昔前まで「結核」は不治の病とされており、一度感染すると完治は難しいとされていたために「難病」とされていました。しかし、今は結核菌に効く薬が開発されたため、完治できる病気となりました。
このように、時代の流れによって難病も常に変化しているのです。
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