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臭いに関する注意喚起も
では具体的にどのような臭いが、不快だと感じられるのでしょうか。
電車の中などでよく問題となるのは体臭や口臭、整髪剤、衣類につく臭いなど。
いずれも程度や個人の受け止め方に差があり、一概に否定することはできませんが、近年ブームともなっている香り付きの柔軟剤の臭いでさえも、消費者生活センターに健康被害を訴える相談が急増しているそうです。
おもな症状は頭痛、吐き気や、気分不快、鼻づまり、咳など。これらは化学物質過敏症という病気が関係しています。
国民生活センターも、消費者へのアドバイスとして商品の選択や自分だけでなく他人が感じる臭いも認識するよう注意喚起をしていて、臭いを感じてこのような症状がでた場合には注意が必要です。
タバコの臭いは健康被害の可能性も
衣類につくタバコの臭いも、苦手な人にとっては不快な臭いの一つでしょう。実はこの臭いも健康への影響があると考えられています。
タバコを吸う本人と、他人の煙を間接的に吸う二次喫煙の健康への悪影響は広く知られていますが、部屋や洋服などに染みついたタバコの煙の成分を吸い込むことでも健康への被害がでるという「三次喫煙」の概念が注目されています。
健康被害の具体的な大きさについては現在調査が進められている段階ですが、とくに幼いこどもや妊婦は通常の大人よりも影響を受けやすいと考えられています。
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