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熟年離婚のきっかけ:子どもが自立した時
熟年離婚の多くは、子どもが成人したり、大学などを卒業して、自立に踏み切ったタイミングで決断されることが多いようです。
子どもが育ち盛りだと学費や養育費など、お金の問題が厄介だからでしょうか。
日本の場合、離婚後は母親が親権をもつことが多く、父親から十分な養育費が支払われなくて、貧困に陥るリスクが高まると言われています。そこで、金銭的なリスクが低くなる「子どもの自立期」まで、離婚が先送りされるという次第です。
それでも、財産分与など金銭的な問題がなくなるわけではありません。
共有財産の分割や慰謝料、年金の問題などがあっても、離婚を選択するほどに夫婦仲はなっているということですね。
熟年離婚後はどうなるの?
男性の場合は経済的な問題は少ないようですが、料理や家事に困って、健康を害したり、孤独になったりする例が散見されます。
そのせいか、平均寿命も約10歳短くなるという見解もあるそうです。
家事・育児の類を全部、妻に任せっきりだったような男性は、えてしてこうした末路が待っています。熟年離婚を希望するなら、離婚前から生活上の自律を心がけなければなりません。
一方の女性の場合、金銭問題が小さくありません。
ことに専業主婦でそれまで働いていなかった場合など、離婚後の経済生活の準備をしておく必要があります。離婚後再婚する場合も、新しいパートナーの子どもたちと、金銭トラブルに陥ることもあるでしょう。
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