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「舌痛症」の原因とは
原因は、若い女性や男性には少なく、閉経後の女性に多くみられている(閉経後の女性における発症率は15%前後です)ことから、女性ホルモンを介した何からの内分泌機能異常が影響しているのではないかとみられていますが、ハッキリしていません。
現在、痛みが出る人には心理的ストレスを抱えている人が多く、ストレスと密接な関係があることがわかっています。
仕事や家庭で不安や不快な出来事が痛みを更に強いものにします。極度の肉体疲労があって、その時期に歯科治療を受けたりしたことで、それを契機に発症することもあります。
さらに、痛みを調整する脳の機能に変化が生じていることもわかっています。
「舌痛症」の診断と治療法とは
口の中に痛みを生じさせる全ての疾患を除外したのち、診断を付けます。病理検査や血液検査でも異常を認めません。過去に強い心理的なストレスを受けた人は、慢性痛に陥りやすいことがわかっています。
症状に合わせて投薬治療や心理療法などが行われますが、虫歯や歯周病など治療が必要な部分があれば、時期をみながら適切な処置を行います。
受診科は、心療歯科を設ける歯科で行われていますが、歯科クリニックで相談しましょう。
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