「人酔いだ…」混んでいる場所は気分が悪い、原因と予防策

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「人酔いだ…」混んでいる場所は気分が悪い、原因と予防策

公開日時

 
執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ

 
 
たくさんの人で混雑した場所に出かけると具合が悪くなるという人、少なくないですよね。
 
年末年始は、初詣や初売りなど、人混みの中に出かける機会が多い時期です。
 
そこで今回は、人混みに行くと具合が悪くなるのはなぜか、そしてそれを防ぐにはどうすればいいのか、ご紹介しましょう。
 

 

人酔いの原因は「血管迷走神経反射」か

 
人混みで気分が悪くなる、いわゆる「人酔い」は、医学的に定義されている症状ではありません。
 
このため一言では、言えない部分もありますが、「血管迷走神経反射」(けっかんめいそうしんけいはんしゃ)がその原因だという見方があります。
 
血管迷走神経反射とは、簡単に言うと「自律神経」の切り替えが狂うこと。自律神経には、血圧や心拍数を上げて身体を活動的にする「交感神経」と、血圧や心拍数を下げて身体を沈静させる「副交感神経」の2つがあります。
 
普通、私たちは活動するときには「交感神経」を働かせ、休んだりリラックスしたりするときに「副交感神経」を働かせます。
 
ところが、本来「交感神経」を働かせなければいけないときに、何らかの理由で「副交感神経」が優位に働いてしまうことがあるのです。
 
すると、急激に血管が拡張して血圧が下がることで気分が悪くなり、めまいや吐き気、頭痛などが起こり、時に失神することもあります。小学校や中学校の集会で時々、倒れてしまう人がいますが、あれは、まさにこの血管迷走神経反射のせいなのです。
 
 

こまめに休憩するのがいちばんの予防

 

血管迷走神経反射が起こる原因は、主にストレスだと言われています。
 
このため、予防するには「自分にとってストレスになる状況を避ける」ことが重要になります。
 
つまり、人酔いをする人はストレスとなる人混みに行かないのがベスト……。ですが、そうもいかない場合もあるでしょう。そういう時は、少しでも気分が悪くなりそうだと感じたら、すぐに人混みから離れて休みましょう。
 

また、普段から人酔いしやすいという自覚がある人は、症状がなくてもこまめに休憩をとるのがお勧めです。とはいえ、休むといっても具体的にはどうしたらいいのでしょうか?
 

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