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加齢臭対策
頭髪・頭皮、脇、股間や足など体臭が強く出るところは、とくに加齢臭も出やすい部位です。
これらも含めて全身を清潔に保つことは、加齢臭対策の基本でしょう。シャワーや入浴、タオルで身体を拭くこと、着替えをこまめにすること、歯磨きをする、などが挙げられます。
そのうえで、つぎのようなグッズが利用されています。
消臭グッズ
石鹸や乳液、パウダー、汗ふきシートなど。意外と中高年に人気があるのは「ガム」だそうです。
香水
加齢臭対策として多くの人が行っているようですが、香水と体臭をマッチさせることが重要なポイントです。ミスマッチをすると強烈な「におい」になってしまいます。
ミョウバン
市販の粉末ミョウバンを水に溶かして、脇や足など臭いが気になる部分にスプレーしたり、コップ一杯分のミョウバン水溶液を湯船に入れて入浴したりすることも、昔から「デオドラント(防臭・制汗)として活用されています。
加齢と臭い
加齢に伴い、加齢臭も含めてさまざまな「老人臭」とつき合っていかなくてはならなくなります。
アンモニア臭、口臭、便臭などさまざまですが、少々変わったケースとして、パーキンソン病の臭いがあります。
50代、60代といった高齢者に多いパーキンソン病。ドーパミンの減少によって発症するといわれる神経変性疾患の一つです。
イギリス人の女性が、夫がパーキンソン病になる前から「パーキンソン病に特有のにおい」に気がついたことがきっかけで、パーキンソン病患者を支援する慈善団体が、患者の呼気や皮脂の成分を調べる研究を始めているとのことです。
臭いからさまざまなことを嗅ぎとって、高齢者の病気予防など健康寿命に役立てられるなら、臭いも単なる邪魔者ではなくなるかもしれませんね。
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお・かおるこ)
株式会社 とらうべ 社員 産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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