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痛風は「尿酸塩の結晶化」が原因
尿酸が1200mg以上溜まっている状態となると、血液検査の中で、尿酸値が7.0mg/dl以上となります。
すると、尿酸塩の一部が結晶化するようになります。
この結晶化した尿酸が悪さをする病気、それが「痛風」です。
痛風は、結晶化した尿酸が主に足の親指の関節に炎症を引き起こすことで、腫れや激痛、発赤を起こります。
その痛みはひどく、「風が吹いただけで痛い」という意味で「痛風」という病名がつけられているほどです。
プリン体を減らせば、痛風予防に効果が!
プリン体は、元々肝臓によってある程度自分で作り出すことができます。
そのため、高尿酸値血症と診断された場合は、まず食事からのプリン体の摂取量を控えることが、痛風予防に何より効果的となっています。
プリン体は魚卵やレバーなどに特に多く含まれていますが、ビールなどの麦を使ったお酒にも多く含まれています。
そこで、効果的となるのがCMなどでよく言われている「プリン体ゼロ」という食品です。
食品をプリン体ゼロのものに切り替え、食事からの摂取を極力減らすことで、痛風を予防することが可能なのです。
いかがでしたでしょうか。
高尿酸値血症という生活習慣病そのものは、自覚症状がありません。そのため、つい放置してしまいがちです。
しかし、痛風は一度発症してしまうと歩行もままならないほどの激痛が襲い、生活の質そのものを落としてしまいます。
痛風を予防するためにも、プリン体の摂取量を控えることを、まずは心がけてみましょう。
<執筆者プロフィール>
山村 真子(やまむら・まこ)
看護師・西東京糖尿病療養指導士、一児&犬二匹の母親兼主婦。現在は医療系ライターとして執筆活動中
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