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倦怠感の原因となる主な病気
それでは、倦怠感の原因となる病気はどんなものがあるでしょうか。
じつは多くの疾患が指摘されています。
急性の疾患
・風邪やインフルエンザ
ウィルスが侵入して免疫が活性化し、発熱や倦怠感が起こります。
・急性肝炎
これもウィルスによる感染ですが、横になっていてもつらく感じるほどの倦怠感に襲われることもあります。
顔色が悪くめまいがする
・貧血
鉄分の不足でヘモグロビンが減少し、酸素不足になって倦怠感が生じます。
・更年期障害
閉経前後にホルモンバランスが急激に変化することで、のぼせやほりとともに倦怠感が生じます。
・低血圧症
低血圧になると倦怠感が起こります。低血圧の原因となる病気がある場合「低血圧症」と呼ばれます。
大きな病気の前ぶれ
・精神疾患
うつ病や心身症
・肝臓の疾患
慢性肝炎や肝硬変、さらには肝臓がんなど
・各種がん
胃がん、大腸がんなど
・糖尿病
血糖値が慢性的に高くなる糖尿病。進行すると、だるさや倦怠感が起こります。
・結核
結核菌が肺や全身の臓器に感染して発病します。微熱、息苦しさ、寝汗、全身倦怠感が続きます。
・慢性腎盂腎炎
尿路に感染を起こして腎盂や腎臓に感染が達します。急性期は悪寒や高熱、腰痛や頻尿を症状としますが、慢性になると、微熱、全身倦怠感、食欲不振、腰痛、体重減少などの症状を呈します。
内科の病気の前触れ
・精神的なストレスや蓄積疲労、睡眠不足など
軽い抑うつ症状からくる疲労感
・自律神経障害の症状としての倦怠感
・慢性疲労症候群
原因不明の強い倦怠感や疲労感が長期間続く病気
・睡眠時無呼吸症候群
1回10秒以上の呼吸停止を一晩に30回以上引き起こす睡眠障害。不眠症の一種なので、疲れが取れず、昼間に倦怠感が残ります。
・潜在的ビタミンB1欠乏症
脚気予備軍ともいわれ、偏食、糖分の過剰摂取、激しい運動、アルコールの常習などで起こります。倦怠感は動悸や息切れとともに、おもな症状のひとつです。
これらの病気では、休息しても倦怠感が残り続けますから、できるだけ早く受診をすることが必要です。
また、原因がすぐに現れる場合だけではないので、定期健診や人間ドックなどで、定期的なチェックをしておくこともおすすめです。
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