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「IQOS(アイコス)」や、電子タバコなら大丈夫?
加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」や電子タバコが、近年、市場に流通してきています。
これについても、喫煙の健康影響に関する検討会は検証を行っています。その結果、無煙たばこについては、海外での評価にしたがってレベル1、電子タバコについてはレベル3となっています。
電子タバコは現在規制があり、個人輸入などで入手が可能なだけで、因果関係を明らかにできないというのがレベル3とされた理由です。
ですから、アイコスや電子タバコについては、今後の検証が待たれるところです。
ただし、電子タバコについては蒸気から発がん性物質の発生が報告されています。本人も受動者にも曝露による健康影響はないとはいえないでしょう。アイコスに関しても同様です。
喫煙率の現状
日本の成人男性の喫煙率は減少傾向でしたが、近年、下げ止まりになっています。中高年の喫煙率は着実な減少が続いています。
また、若い世代や壮年期にかけての女性の喫煙率は横ばいまたは漸増とのこと。妊婦の妊娠前の喫煙率が高いことも併せて、女性の喫煙問題は小さくありません。
受動喫煙については、「室内またはこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされること」(健康促進法第25条)と定義されています。
2013年の国民健康・栄養調査では、非喫煙者で受動喫煙があったと答えたのは家庭で9.3%、職場で33.1%でした。
また、飲食店46.8%、行政機関9.7%、医療機関6.5%、学校28.2%でした。職場や飲食店、学校などでの受動喫煙が問題になっていて、禁煙や分煙が課題となっています。
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