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ほかにもある!?春に体調不良が起りやすい理由
春は自律神経のバランスが乱れやすい時季である、とお伝えしてきましたが、実はほかにも春が体調不良を起こしやすい理由があります。
花粉症をきっかけとする体調不良が起りやすい
花粉症の代表的な症状といえば、目のかゆみ、鼻づまりや鼻水。
これらは花粉症の症状として広く認知されているため、点眼薬や飲み薬などで対処するほか、マスクなどの花粉症対策グッズを使って予防する方が多いでしょう。
ただ花粉症はこうした症状以外にも、鼻づまりからくる頭痛や喉の炎症といった症状が現れることがあり、ここから風邪のような状態になることもあります。
そのため、鼻をホットタオルで温めるなど、予防だけでなく、現れた症状に対してきちんと対処することも必要です。
ライフイベントによってストレスがかかりやすい
春といえば、卒業、入学、入社、転勤、引っ越しなど、ライフイベントが目白押しの季節。
個人差はありますが、こうしたライフイベントにともなう環境の変化は、少なからずストレスとなり、免疫力の低下やそれによる体調不良を引き起こすきっかけになります。
ゴールデンウィーク明け頃に現れる、やる気の低下や抑うつ症状、体調不良のことを一般的には5月病と呼んでいます。ただ3月~4月も、こうしたライフイベントによるストレスや疲労によって、免疫力が低下しやすく、体調不良を起こしやすい時季といえるでしょう。
このように、春は体調を崩しやすい季節です。
こうした不調を防ぐためには、季節の変化に合わせた体調管理が必要です。
たとえば、気温の変化に対しては、一枚羽織るものを持ち歩くなど、ちょっとした工夫を重ねることで身体への負担を軽くすることができます。
また、この時季はとくに睡眠の確保、適度な運動習慣、栄養バランスのとれた食生活を意識し、体調不良を招かないようにしましょう。
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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