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悪寒の原因となる症状や病気「高熱は伴わない場合」
月経周期による場合
排卵後から次の生理までの「黄体期」は、女性ホルモン「プロゲステロン」の働きが活発になり体温が上昇します。
そして、生理が始まると体温は下がります。人によってはこのとき、ホルモンバランスがもたらすストレスに過剰に反応し、生理前や生理中に寒気を感じる人もいます。
更年期障害
卵巣機能の低下によって、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が低下する更年期障害。
とくに、自律神経の失調によって体温調節バランスが乱れ、温度への感覚不調をきたします。ホットフラッシュと呼ばれる「ほてり」や「発汗」が代表的です。
これらの反動として寒気が起こると考えられています。
ストレスとの関連
ストレスによって自律神経のバランスを崩すと、体温が上昇して微熱が持続し、それにともなって悪寒が生じることがあります。
悪寒が起こったとき:暖かく、安静にして!
違和感としての寒気である「悪寒」。発熱の前兆なので、安静にしましょう。
また、悪寒を感じたら、室温をあげる、厚着をする、暖かい飲み物をとるなど、暖かくして冷えから身体を守ることが必要とされます。
重症の場合は、内科を受診しましょう。
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお・かおるこ)
助産師・保健師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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