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全く症状がない場合は、体が貧血に慣れてしまっている可能性も
一方、貧血のような症状が全くないにも関わらず、貧血と診断されてしまうこともあります。
これは慢性的に貧血の状態が続いているため、体がその状態になれてしまい、症状として出現していないということが考えられます。
貧血には血液疾患の一つである「再生不良性貧血」もあります。
健康診断で貧血という診断が出たら放置せず、きちんと精密検査を行って貧血の種類を明確にし、それに適した治療を受けられることをお勧めします。
最後に
貧血は比較的よく見られる症状ですが、進行してしまうと不妊の原因となったり、様々な症状を引き起こす原因となりえる怖い病気です。
自分が貧血かどうか、また貧血だった場合どの貧血の種類に当てはまるのかをしっかりと把握することが、とても大切です。
【参考】
厚生労働省『平成26年患者調査(疾病分類編)』(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/10syoubyo/)
<執筆者プロフィール>
山村 真子(やまむら・まこ)
看護師・西東京糖尿病療養指導士、一児&犬二匹の母親兼主婦。現在は医療系ライターとして執筆活動中
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