5月8日は世界赤十字デー。ちなみに「赤十字」をご存じですか?

Mocosuku(もこすく)
  • 5月8日は世界赤十字デー。ちなみに「赤十字」をご存じですか?

  • Mocosuku(もこすく)
医療資格者や専門家だけの記事を配信

5月8日は世界赤十字デー。ちなみに「赤十字」をご存じですか?

公開日時

赤十字7原則とは

 
1965年に行われた第20回赤十字国際会議の中で「国際赤十字・赤新月運動の基本原則」が宣言されました。
 
これは「赤十字7原則」ともいわれ、現在もこの7原則に基づいて活動が行われています。
 
 

(1)人道(Humanity)
 人間のいのちと健康、尊厳を守るため、苦痛の予防と軽減に努めます。
 
(2)公平(Impartiality)
 いかなる差別もせず、最も助けが必要な人を優先します。
 
(3)中立(Neutrality)
 すべての人の信頼を得て活動するため、いっさいの争いに加わりません。
 
(4)独立(Independence)
 国や他の援助機関の人道活動に協力しますが、赤十字としての自主性を保ちます。
 
(5)奉仕(Voluntary Service)
 利益を求めず、人を救うため、自発的に行動します。
 
(6)単一(Unity)
 国内で唯一の赤十字社として、すべての人に開かれた活動を進めます。
 
(7)世界性(Universality)
 世界に広がる赤十字のネットワークを生かし、互いの力を合わせて行動します。

 

※引用元:※出典「ICRCホームページ」http://jp.icrc.org/movement/

 
 

「赤十字」マークは1つではない

 
ところで「赤十字のマーク」と言われた時、すぐに思い浮かびますでしょうか?
 
赤十字マークは、赤十字の組織・施設や彼らに保護されている負傷者を守るために作られたマークです。

 
ジュネーブ条約では、赤十字マークをつけている施設や組織・救護員を攻撃することを禁じていて、遠くの戦闘員から攻撃されないように、白地に赤という目立つマークになっています。
 
日本でよく知られているのは白地に赤の十字が書かれているマークですね。
 
これはアンリー・デュナンの祖国であるスイス国旗の配色を反転させて作られたものです。
 
ただ、十字がキリスト教を連想させるということで、イスラム教の国では白地に赤い月が描かれている「赤新月」というマークが使われることが多いようです。
 
さらに、2007年には、白地に赤いひし形が描かれている「レッドクリスタル」と呼ばれるマークも追加されました。
 
レッドクリスタルのひし形の枠は赤字ですが、中は白抜きになっていて、各国独自のマークが入れられるようになっています。

 
 

スポンサーリンク

先週よく読まれた記事

ヨガはどうしてカラダに良いの? 医学的に掘り下げてみよう

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 昨今のヨガブームにより、趣味としてヨガを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。 「なんとなく健康に良さそう」というイメージの強いヨ...

不眠症ならぬ「過眠症」をご存じですか? 症状や原因とは

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ あなたは自分の睡眠に満足していますか? 睡眠の悩みと聞くと、多くの方が思い浮かべるのは「不眠症」でしょう。 しかし、「過眠症」で悩んでい...

朝起きたら首が… やっかいな「寝違え」の原因と治し方

執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師) 医療監修:株式会社とらうべ 「朝起きたら首が痛い・・・寝違えたかも!?」 このような経験、どなたも一度はあるでしょう。 そもそも寝違えはどうして...

冷え対策に、「温活」をはじめよう!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 婚活、妊活、終活など、最近は「〇活」というコトバがよく使われています。 「温活」もそのうちのひとつで、今や書籍やインターネットなどあちこ...

「失神」と「睡眠」の違い どこに注目すればいい?

執筆:南部 洋子(看護師) 監修:坂本 忍(医師、公認スポーツドクター、日本オリンピック委員会強化スタッフ) 「失神」と「睡眠」の違い、見た目ではなにがどう違うのか、わかりませんよね。 例えば、飲み会...

つった! 寝ていたら足がつるのはどうして?対処法は?

執筆:山村 真子(看護師・西東京糖尿病療養指導士) 夜寝ている時、突然足がつってしまい、激痛で目が覚めた! そんな経験をされた方、いらっしゃいませんか? 突然起こる足のつり。どうしてこのようなことが起...

働く人に増えている「適応障害」 原因となる3つのパターン

執筆:山本 恵一(メンタルヘルスライター) 医療監修:株式会社とらうべ 環境にうまくなじめないことから、落ち込んだり、意欲や自信を喪失したり、イライラして怒りっぽくなったり、体調面が悪くなったり、場合...

【健康と病気】新着記事

かかりつけ薬局とは違う『健康サポート薬局』 知らなきゃもったいない!!

かかりつけ薬局とは違う『健康サポート薬局』 知らなきゃもったいない!!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 近年、薬や薬局にまつわる制度が大きく変化しています。 2016年4月からスタートした「かかりつけ薬剤師制度」では、“患者のための薬局”...

2019/07/26 18:30掲載

『苦くてまずい』はもう古い?実は栄養満点の気になる野菜『ケール』とは

『苦くてまずい』はもう古い?実は栄養満点の気になる野菜『ケール』とは

執筆:磯野 梨江(管理栄養士) 医療監修:株式会社とらうべ ケールと聞いて青汁を連想される方も多いのではないでしょうか? なんとなく苦くて不味いイメージが強いですが、ケールには現代人に不足しがちな栄...

2019/07/23 18:30掲載

頭皮がたるむと顔もたるむ?  頭皮の老化と顔のカンケイ

頭皮がたるむと顔もたるむ? 頭皮の老化と顔のカンケイ

執筆:藤尾 薫子(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 『フェイスラインがぼやけてきた』『ほうれい線のハの字型が目立ってきた』『口角が下がってきた』… いずれも顔のたるみを痛感する憂鬱な現象...

2019/07/19 18:30掲載

自律神経に良い『トリプトファン』を効果的に摂取してハッピー♪になろう

自律神経に良い『トリプトファン』を効果的に摂取してハッピー♪になろう

執筆:磯野 梨江(管理栄養士) 医療監修:株式会社とらうべ 「トリプトファン」はアミノ酸の一種です。 トリプトファンが不足すると精神的に不安定な状態や不眠などを招き、やがて自律神経や体内リズムの乱れ...

2019/07/16 18:30掲載

フルーツはいつ食べる? 『朝は金、昼は銀、夜は銅』ってどういうこと?

フルーツはいつ食べる? 『朝は金、昼は銀、夜は銅』ってどういうこと?

執筆:山本 ともよ(管理栄養士・サプリメントアドバイザー・食生活アドバイザー) 医療監修:株式会社とらうべ フルーツは健康や美容によい栄養素を摂取できる食品として、私たちの食生活に浸透しています。 ...

2019/07/12 18:30掲載

お口の中の細菌は万病のもと 『口腔内フローラ』の重要性を説く!

お口の中の細菌は万病のもと 『口腔内フローラ』の重要性を説く!

執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師) 医療監修:株式会社とらうべ 腸内細菌が形成する「腸内フローラ」はすでによく知られるようになりましたが、お口の中の「口腔内フローラ」についてはいかがでしょうか? 「...

2019/07/02 18:30掲載