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日本での活動:日本赤十字社
赤十字の組織は、世界190か国以上で展開されています。
日本も例外ではなく、「日本赤十字社」が活動を行っています。
日本赤十字社は、1877年・西南戦争の際に創られた「博愛社」という救護団体を前身としています。
その後、1887年に日本がジュネーブ条約に調印したことから、現在の名前に変わりました。
日本赤十字社は、「わたしたちは、苦しんでいる人を救いたいという思いを集結し、いかなる状況下でも、人間のいのちと健康、尊厳を守ります。」という使命と国際赤十字組織が掲げる7原則に基づき、活動を行っています。
日本赤十字社は、国内外でさまざまな活動を行っています。
その一例として、国内で行われている東日本大震災に関連した活動を挙げてみましょう。
日本赤十字社では、世界中の赤十字組織から集められた義援金をもとに、生活再建、福祉サービス、教育支援、医療支援、災害対応能力強化、原発事故強化などの分野で被災者支援を行ってきました。
ほかにも台風や大雨災害時の救護班や災害医療チーム、こころのケアチームの派遣、救護物資の配布、地域医療・災害医療を行う赤十字病院を通しての人材育成などの取り組みなども行われています。
国際赤十字組織を設立したアンリー・デュナンは、その功績が評価され、1901年にノーベル平和賞を受賞しました。
5月8日は世界赤十字デー。
これをきっかけに赤十字の取り組みや平和について考えてみるのもよいかもしれませんね。
<執筆者プロフィール>
吉村 佑奈(よしむら・ゆうな)
保健師・看護師。株式会社 とらうべ 社員。某病院での看護業務を経て、現在は産業保健(働く人の健康管理)を担当
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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