(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
白髪予防にできること
白髪がちらほら気になり始めたら、改善のための対策を考えましょう。
原因のところでもお話ししたように、加齢以外にも白髪の原因はありましたね。
次のことに気をつけましょう。
髪や頭皮の栄養となる食品を摂る
髪や頭皮への栄養が不足して白髪になります。髪の毛の成分は、タンパク質が約80%です。
そのほか、水分が12~13%、脂質が1~8%、ビタミン・ミネラルなどが1%ほどです。これらを摂ることは、白髪予防につながります。
髪の栄養となる栄養素と多く含む食品をあげていきます。
・タンパク質
肉、魚、牛乳、豆類、卵など
・ビタミンE
ウナギ、アーモンドなど
・ビタミンC
ブロッコリー、パプリカ、アセロラ、イチゴなど
・ビタミンB2
レバー、ウナギ
・ビタミンB6
バナナ
・亜鉛
牡蠣、ホタテ、豚レバー、納豆、ゴマ、牛肉・豚肉・鶏肉など
・カルシウム
乳製品、小魚、海藻類、モロヘイヤなど
・銅
鶏レバー、牡蠣、納豆、アーモンド、甲殻類など
・そのほか
良質な油、オリーブオイル、エゴマ油など
身体を温めてくれる根菜類、ニンニク、栗、サツマイモなども効果があるといわれています。
また、黒豆、ヒジキ、黒ゴマなど黒色の食べ物もおすすめです。
血行をよくする
冷え性だと、血行不良が起こります。頭部は多くの血管が張り巡らされているので、血行不良の影響を受けやすい場所です。
頭部の毛細血管まで血液が運ばれないと、毛根のまわりで十分な細胞を作り出すことができなくなります。
睡眠を十分にとる
睡眠不足は、自律神経を乱し、血流そのものを低下させます。
また、睡眠不足が慢性的になると、身体が酸素不足になります。
酸素は人間の身体を活発にはたらかせる大切な要素であり、細胞を活発に作り出すためには欠かせないものです。
ストレスをためない
現代はストレス社会といわれるほど、さまざまなストレスであふれています。
ストレスは、自律神経に影響を与え、血管が収縮しやすくなるので血行不良を起こします。
また代謝を低下させ、免疫力を弱くさせてしまい、頭皮自体の健康を保つことが難しい状態になります。
白髪の原因は、何か1つが原因というわけではなく、いろいろな原因が重なってできていると考えらえます。
バランスのよい食生活と規則正しい生活習慣は、健康な髪を作る上での基本です。
ふだんの生活を見直してみましょう。
<執筆者プロフィール>
南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケア公認講師・株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。タッチケアシニアトレーナー
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
スポンサーリンク