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脳梗塞の予防法(3) 症状が出現したら受診を
脳梗塞の4割は睡眠中に発病します。
起床時に片方の手足が動かしにくい状況や、しびれ・ろれつが回りにくいなどの症状が出たときには、脳梗塞の可能性もあります。
すぐに病院を受診しましょう。
また、脳梗塞を発症する前に、短時間での手足のしびれ・手足の脱力が何度か繰り返し現れることがあります。
これは、脳梗塞の前触れで「一過性脳虚血発作(いっかせいのうきょけつほっさ)」と言います。
この発作は、数分から十数分続くもので、一過性脳虚血発作を起こした人のうち30~40%の人は後に脳梗塞を発症することが分かっています。
症状がすぐに良くなったからと安心して放っておくと、脳梗塞を発症する可能性が高くなります。
一度でもこの発作を起こしたら、病院受診をしましょう。
脳梗塞にならないためには、まずは生活を見直していくことが大切です。
もし、脳梗塞を発症してしまった場合でも、早期に治療を開始することで、その後の後遺症を最小限に抑えられる可能性もあります。
どのような症状が起こりうるのかを知り、起こりやすい時間帯や季節を知っておくこともとても重要なのです。
<執筆者プロフィール>
藤尾 薫子(ふじお・かおるこ)
助産師・保健師。株式会社 とらうべ 社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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