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睡眠の質が悪くなること
アルコール量が増えることで睡眠の質が落ちることは、飲酒量によって睡眠前半の深い睡眠は増えるものの、睡眠後半に浅い睡眠が増えて、中途覚醒を促進することが挙げられています。
これに上に挙げた耐性が加わります。
「飲んでいるとそのうち眠りが浅くなる、また、もっと飲まないと眠れないようになっていく」ということですね。
このほかにも、いくつか挙げられています。
ビールの飲みすぎによる頻尿
眠っているあいだは抗利尿ホルモンが分泌され、おしっこが作られにくくなっています。
しかし、アルコールがこのホルモンの働きを妨げます。
とくにビールは、水分を外に排出する作用のあるカリウムがたくさん含まれるため、トイレが近くなりやすいです。
加えて、アルコールの影響で睡眠が浅くなり、夜中にトイレに立つ回数が増えます。
イビキの問題
アルコールは舌の筋肉をマヒさせ、仰向けに眠った時に、舌がのどに落ちやすくしてしまいます。
さらに、鼻の血行をよくするので、粘膜が腫れて鼻が詰まりやすくもなります。
これらの結果、鼻から喉にかけて空気の通りが狭くなり、イビキをかきやすくなるとのこと。
これもまた、中途覚醒を増やし熟睡感を減らしてしまいます。
飲んでも快眠するには?
適量の飲酒と寝る3時間前にはお酒をやめる、ということを前提として、ぐっすり眠るための上手なお酒の飲み方として、次のようなことが挙げられています。
空腹状態でお酒を飲まない
急激なアルコール吸収や血中アルコール濃度を上げないよう、また、胃を刺激しすぎないよう、空腹状態でお酒を飲まないようにしましょう。
食事をしながら飲む
胃腸の負担を軽くするためにも、いっしょにタンパク質や脂質を含んだ料理を食べましょう。
タンパク質はアルコールの分解を促す役目も果たしてくれます。
強いお酒は水で薄め、お酒といっしょに水も飲む
アルコールだけだと却って脱水症状も促進されます。チェイサー(やわらぎ水)は、文字通り、胃腸にやさしい先人の知恵です。
軽めのシャワーを浴びる
お風呂で湯船に浸かると血行を活発にし、酔いが回りやすく危険です。軽めのシャワーだと、身体への負担も少なく、翌朝のスッキリ感につながることも。
抱き枕で横向きに寝る
仰向けのリスクは「イビキ」の項で解説しました。横向きで寝ると、喉がはれたり舌が呼吸の通り道をふさぐことを改善することが可能です。
鼻呼吸をする
イビキや睡眠時無呼吸を避けるためにも、風邪やインフルエンザをひきにくくする意味でも、「口閉じテープ」で鼻呼吸を確保することもおすすめです。
口閉じテープはドラッグストアで売っているそうです。
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