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執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
暑気払い、仕事上のおつき合い、ママ友会など、年齢に関係なく、お酒を飲む機会というのはありますよね。
そんなとき、「若い時はもっと飲めたけど、最近すっかり弱くなって…」という声が聞こえてくることはありませんか?
あるいは、自分自身が「以前よりお酒に弱くなった」と感じることがあるかもしれません。
しかし本当に年齢とともにお酒に弱くなるのでしょうか?
ご一緒に詳しく見ていきましょう。
お酒の代謝
お酒を飲むと、飲んだ量の約2%はアルコールの状態のまま、吐く息や尿、汗となって身体から出ていきます。
残りは胃から約20%、小腸から約80%の割合で身体の中に吸収され、血液の流れにのって全身にいきわたります。
そして、脳にアルコールがたどり着くと、神経細胞のはたらきを麻痺させて、酔った状態になります。
さらにその後、身体中をめぐったアルコールは肝臓で「アルコール分解酵素」によりアセトアルデヒドと酢酸に分解されます。
その後、ふたたび血液にのって全身を流れ、筋肉などで水と二酸化炭素に分解されて、ようやく身体の外に排出されます。
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