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虫に刺されたら、あなどるなかれ!
軽い赤みや腫れ、かゆみであれば、まずは刺された箇所を水洗いするなど、患部を清潔にします。
一時的に冷やすと、かゆみや腫れ、発赤がある程度おさえられることもあります。スーっとした清涼感のある市販のかゆみ止めなどの使用もよいでしょう。
虫に刺されたとき、「プクッとふくれたところにバツ印をつけておいた」ことはありませんか?傷がつくと、そこから二次感染の可能性がありますから、やめましょう。
遅延型の症状が強い場合など、かゆみが強いと、とかく掻きむしってしまいがちですね。しかし、強く掻くと、かえって症状が悪化して治りが遅くなり、跡も残りやすいものです。
とくに子どもの場合は、自制できずに掻きむしってしまいがちですが、そこに傷がついて細菌が感染すると、とびひになりやすいので注意が必要です。爪を短く切る、用量用法を守ってかゆみ止めのパッチを貼用する、などの対策をすることもよいでしょう。
市販の薬を使用しても良くならない、水ぶくれや腫れがひどい、痛みが強い、患部にほてりがあるなど症状が強いときや、かきこわしがひどいときなどは、皮膚科で相談しましょう。
炎症をおさえるために、ステロイド入りの外用薬や、抗ヒスタミン剤やステロイド剤などの内服薬などで治療を行うこともあります。
虫刺され対策:「肌はなるべく露出しない」が基本!
最近では、ハイキングやキャンプ、河原でBBQなど、アウトドアを楽しむ人も多いですね。
蚊は公園や草むらなど、アブは牧場など動物のいるところに多く生息します。
加えてブヨは、朝夕涼しい高原や、山間部の渓流沿いなどにも生息しているため、アウトドアのレジャーでは、なるべく肌の露出を控えた服装がベストです。
日中暑いと腕や足首を出しがちですが、狙われどころですから、肌が露出しているところには虫除け剤を塗布するようにしましょう。
<執筆者プロフィール>
青井 梨花(あおい・りか)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー
株式会社 とらうべ 社員。病院や地域の保健センターなど、さまざまな機関での勤務経験があるベテラン助産師。
現在は、育児やカラダの悩みを抱える女性たちの相談に応じている。プライベートでは一児の母。
<監修者プロフィール>
株式会社 とらうべ
医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士など専門家により、医療・健康に関連する情報について、信頼性の確認・検証サービスを提供
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