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執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
近年、食生活の変化を背景に日本人に増えているといわれている「逆流性食道炎」。
胸やけが続いているあなた、それは逆流性食道炎のサインかもしれません。
年配の方だけではなく、若い人にも起こりうるといわれている逆流性食道炎について詳しくみていきましょう。
逆流性食道炎とは?
食道は、口から摂った食べものを胃まで送るための消化管です。
食べたものを蠕動運動(ぜんどううんどう)で送り込み、逆流しないようにする働きも担っています。
また、食道と胃の間には「下部食道括約筋(かぶしょくどうかつやくきん)」という筋肉があり、食べたものや胃酸など胃の内容物が逆流しないような構造になっています。
ところが、何らかの原因で下部食道括約筋がゆるみ、胃の内容物が逆流したり、胃酸が過剰に分泌され、食道粘膜に炎症やただれを起こしたりすることがあります。
これが「逆流性食道炎」です。
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