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執筆:青井 梨花(助産師・看護師・タッチケアトレーナー)
医療監修:株式会社とらうべ
脚のむくみやだるさを和らげたり、予防効果を期待するものとして、ドラッグストアなどでは多くの着圧ソックスが並んでいますね。
この着圧ソックスには、どのようなことが効果的なのでしょう?
今回は、着圧ソックスの効果的な取り入れ方や、一方で注意すべき点についてお伝えします。
着圧ソックスと脚のむくみ緩和の関係
「美脚」をキーワードに、脚のむくみをすっきり緩和させるという着圧ソックス。
その効果をご説明するには、まずは脚と血液の関係について知っておく必要があります。
心臓から送り出された血液は、身体中の動脈を巡り、その後、静脈を通って、また心臓に戻るよう循環しています。
脚では、おもにふくらはぎの筋肉が心臓に血液を戻そうとポンプの働きをしています。
しかし、脚は心臓から遠いところにあるため、重力の関係もあって、血液の流れが滞りやすく、リンパ液や老廃物といった体内の水分が貯まりやすい場所です。
ですから、長時間、同じ姿勢でふくらはぎの筋肉を使わない状況が続く場合や、加齢や運動不足でふくらはぎの筋力が衰えている場合、比較的筋力が少ない女性などに、脚のむくみが起きやすいといえます。
着圧ソックスは、足首から太ももに向かって段階的に異なった圧をかけ、ふくらはぎの筋肉によるポンプ機能をサポートするように設計されています。
ですから、着用することで、血液やリンパ液、老廃物の流れが促されるため、下肢のだるさが和らいだり、むくみの緩和や予防として効果が期待できるものだと言えるでしょう。
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