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治療法
日常生活に支障がなければ、とくに何もしなくても1~2カ月で自然治癒しますので、特別な治療は要りません。
ただし、発疹に強い痒みがともなうときは、迷わず皮膚科を受診しましょう。
痒みには抗ヒスタミン薬の内服、発疹が悪化していればステロイドの外用薬を使用します。
消炎鎮痛薬やワセリンを用いることもあります。
他の病気との区別
ただし、大切な注意点として、いま出ている症状は本当にジベル薔薇色粃糠疹なのか、放っておいても良いのか正しく判断する必要があります。
体部白癬(※)や脂漏性皮膚炎、薬疹、ウイルス性発疹など、他の病気の症状である可能性があるからです。
勘違いをして放置すると、本来の病気の治癒を遅らせてしまいかねません。
その判断には血液検査や菌検査、皮膚生検をするケースもあります。
ですので、多発性の紅斑がでたら自己判断に任せず、まずは皮膚科医に相談しましょう。
※体部白癬:水虫の一種。体幹だけでなく、顔、手の甲、足の甲まであらゆる場所に繁殖する可能性がある。初期は赤いブツブツやカサカサ、その後、赤い輪になって広がる。かなりの痒みがある。
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