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SMAPの中居正広さん(42)が、ニッポン放送のラジオ番組のなかで 喉の腫瘍 を手術したことを明らかにし、話題になりました。1年目から声に違和感があったという中居さん。良性の腫瘍のため、術後も良好。関係者もまったく気づかなかったようです。
声は日常的に使うもの。「 喉の腫瘍 」と診断されたら不安になりますよね。ここでは、悪性の腫瘍と良性の腫瘍、またよく喉に出来ることが多い「ポリープ」について説明します。
喉の腫瘍 …「悪性」の場合って?
喉にできる悪性の腫瘍、「咽頭癌(こうとうがん)」。これは、女性よりも男性になる傾向が強いと言われています。特に日常的にお酒を飲んだり煙草を吸ったりする人は、アルコールやニコチンによって喉頭の粘膜が傷つくことが多いため、喉頭癌のリスクが高まります。咽頭癌は次の3つの部位に分けられます。
上咽頭癌(じょういんとうがん)
鼻腔のもっとも奥にある咽頭へつながる部位にできる癌のこと。鼻詰まりや鼻血、鼻水に血が混ざるなどの症状が見られます。また、耳が詰まった感じがする、聞こえにくいなどといった症状が表れることも。さらに、脳神経に症状が表れると、目が見えにくくなったり首のリンパ節が腫れたりします。
中咽頭癌(ちゅういんとうがん)
口を開けたときに、口の奥に見える場所にできる癌のこと。中咽頭癌にかかると、食べ物を飲み込むときに違和感があったり、喉がしみたりといった痛みを感じることがあります。息が鼻に抜けるため、声がかすれるのも特徴です。
下咽頭癌(かいんとうがん)
喉の奥にある喉仏から、食道につながる場所にできる癌のこと。耳の周りに痛みを感じたり、リンパ節に腫れやしこりができるのが特徴です。物を飲み込むときに異物感やしみる感じがします。声が枯れるといった症状も特徴的です。
上咽頭癌の場合はウイルス伝染が関わることがわかっており若い世代も発症することがあります。一方、中咽頭癌・下咽頭癌の場合は飲酒や喫煙が原因となることが多く、中高年の男性がかかることが多いのです。
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