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執筆:南部 洋子(看護師)
監修:志田 多果夫(医学博士)
「失神」とはいわゆる「気絶」のことです。
脳の血流が瞬間的に遮断されることによって、一過性の瞬間的な意識喪失発作を起こし、姿勢の維持ができなくなる症状です。若いうちは、失神なんてよほどのことがない限り起こらないと思いがちですが、中高年になるとそれほど珍しいものではなくなります。
重大な疾患が隠れている場合や、失神の原因自体は大したことがなくても転倒によって大ケガを負うこともあるので、十分な注意が必要です。
短時間の意識の喪失後に回復する
失神は立っているときに起こることが多く、目の前が真っ暗になる感じや、めまい感、悪心(おしん;はきけ、むかつき)などがあり、その後、顔面蒼白となって意識を喪失します。
けいれんを伴う場合もあります。意識消失やけいれんの時間は30秒以内と短く、横になって休息すれば意識は数分程度で完全に回復するケースが大半です。
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