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執筆:石村衛(ファイナンシャルプランナー)
子どもは6歳になると小学校へ入学します。
家族にとって、それは生活がガラリと変わる出来事です。親や子どもにとって、障壁となる事態も起こる…、これをいわゆる「小1の壁」と呼んでいますが、近年では内容にもある変化が起きているようです。
詳しくみてみましょう。
働くママの悩み ~その1~
仕事への影響
共働き家庭においては、それまで保育園などで夕方まで、あるいは延長保育を利用して比較的遅い時間帯まで子どもを預けられていたのが、小学校に入った途端、13~16時ごろに帰ってきます。
また、夏休みなどの長期休みもあり、共働き夫婦の一方(ほとんどの場合は母親)の仕事や家庭生活に、影響が出やすくなります。
学童保育に預ける道もありますが、それでも預かる時間は「18時まで」というところが主体となっています。さらに学童保育にも「待機児童問題」があり、全国学童保育連絡協議会の平成26年調査によると、「学童保育の待機児童数は、潜在的待機児童を含む推定で約40万人程度」とされています。
厚生労働省が公表した保育所入所待機児童数(平成26年10月現在)の4万3,184人と比べると、学童保育の待機児童数(推定)はより深刻な問題といえます。
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