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タレントの大橋巨泉さん(81)は、これまでも度重なるがんの転移のため治療を続けていましたが、14日に新たに手術を受けたことが分かりました。縦隔(じゅうかく)のリンパ節に2か所の腫瘍が見つかったためです。報道によると巨泉さんは手術を受けたその日に退院し、翌日にはテレビ収録の仕事もこなしたといいます。「がん手術の翌日に仕事」というのは少し驚きですよね。現在,
「 がん治療の短期化 」が進んでいます。その理由としては、短期化を可能にする技術が登場したこと、そして、短期化によって早期回復を期待できること、が挙げられます。
がん治療の短期化 左右の肺の間にある「縦隔」
縦隔は、左右の肺の間にある部位を指します。ここには気管、食道、心臓、大血管、リンパ節、神経節など複数の臓器が隣接しています。そのため、「縦隔腫瘍」は特定の臓器の腫瘍ではなく、この場所にできたいずれかの臓器の腫瘍であるといえます。縦隔腫瘍の外科手術を行う診療科は、肺がんと同様に呼吸器外科となります。
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