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執筆:杉山 崇(神奈川大学人間科学部/大学院人間科学研究科教授)
いらないものを手放す「断捨離」。
やった人からの「気持ちが変わった!」「やってよかった!」という声を聴いて、「やってみようかなあ…」と思っている方も多いのではないでしょうか。
さまざまな断捨離がありますが、特にお勧めしたいのは「人間関係の断捨離」です。
電話帳に入っている連絡をとっていない知人の電話番号を消去したい、形骸化した年賀状のやりとりを負担に感じる、など知人との付き合い方を見直したいと思うことはありませんか?
ここでは人間関係を断捨離すると、どのような心の変化が表れるのか、臨床心理士で神奈川大学教授の杉山崇先生にご紹介していただきましょう。
大切にしたい人にもっと「心のエネルギー」を注ぐこと
実は心の住人の過密化が進むとあるデメリットが生まれます。
それは、本当に大切な人を見失ったり、大切にする余裕を失ったりすることです。
心のエネルギーも限られているので、沢山の人が心のなかにいれば当然です。
アドレス帳でお名前を見てふと思い出すだけでも、大切な人に向けるべき心のエネルギーが奪われているのです。
こう考えると、ちょっと冷たいように感じてしまうかもしれません。
ですが、あなたの人生も限られています。
あなたにとって心の中にいていただく意味のある人、大切にしたい人にもっと心のエネルギーを注ぐことは、あなただけでなく、あなたの大切なご家族や恋人、大親友にとっても大事なことです。
人間関係を断捨離して、あなたの心を開放してあげましょう。
そして、大切な人たちともっと幸せに生きる心の余裕を取り戻しましょう。
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