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執筆:南部 洋子(看護師)
監修:山本 ともよ(管理栄養士)
お茶に含まれる健康成分といえば、「カテキン」という言葉が思い浮かぶ人は多いでしょう。
しかしこのカテキン、いったい何なのかはご存じでしょうか?ここでは、カテキンがどういったもので、身体にどういう効果を持つものなのかを解説していこうと思います。
抗酸化作用を持つ成分
カテキンとは緑茶に含まれている渋み成分で、ポリフェノールの一種であるフラボノイド類に分類されます。
そもそもポリフェノールとは、植物の苦味や渋み、色素の成分となっている化合物の総称です。
自然界には5000種以上のポリフェノールが存在しており、種類によって働きや効果は異なります。どのポリフェノールにも共通しているのは、人体に有害な活性酸素の増加を抑える「抗酸化作用」を持つ点です。
良質な緑茶から抽出されたポリフェノールは、ビタミンEの10倍、ビタミンCの80倍の抗酸化作用を持つと言われます。またお茶の中に含まれるポリフェノールには70種類ほどがあり、その15%ほどを占めるのがカテキンです。
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