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執筆:南部 洋子(看護師)
監修:川口 佑(医師、新宿ストレスクリニック院長)
平日は忙しくて睡眠不足気味で、その反動で休日はお昼近くまで寝ている……。
現代人にはよくある状況です。そんな人は、よく寝たはずなのに、起きてから頭が痛い、という経験もあるのではありませんか?
このような場合、実は2種類の頭痛が同時に起こっている可能性があるのです。
ここでは寝過ぎと頭痛の関係について詳しく見ていきます。
寝過ぎと頭痛:2種類の頭痛
まずは「偏頭痛」と「緊張型頭痛」の違いについて説明しましょう。
偏頭痛(片頭痛)は、こめかみ周辺の血管が拡張されることによって起こる頭痛です。
血管が広がると周囲の神経が圧迫され、それが刺激となって大脳に伝わり頭痛になるのです。「ズキンズキン」と脈打つように痛むのが特徴です。
これに対し、緊張型頭痛は肩や首筋の筋肉が長時間緊張し、周辺の血管が締めつけられ、圧迫されることで起こるものです。
後頭部に痛みを感じます。偏頭痛が血流の増加によって起こるのに対し、緊張型頭痛は血流が悪くなることにより起こるという違いがあります。
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