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執筆:松本 たお(正看護師・新生児蘇生法NCPR専門コース終了認定者)
妊娠が成立すると、赤ちゃんはすごいスピードで成長していきます。特に妊娠初期は細胞分裂が繰り返され、脳や脊椎など大切な部分が作られていく時期。しかしこの時期、妊婦さん自身はまだ妊娠に気付いていないことが多いです。
そんな妊娠初期に、赤ちゃんに害とされている薬の服薬をしてしまっていたら…。
実際に薬が赤ちゃんに及ぼす影響や、服薬してしまった場合にどうしたら良いのかをお伝えします。
妊娠したらどうして薬を飲んではいけないの?
妊婦さんが薬を服用してはいけない理由は、薬の成分が赤ちゃんまで届き、中枢神経系や顔、手足の形成に影響する場合があるため。何らかの奇形を持った赤ちゃんが生まれてくる恐れがあるためです。
しかし実際には、そういった可能性はとても低いと言われています。自然な状態でも、奇形児が誕生する確率は1%程。服薬によって更に上がるこの確率は1%にも満たないのです。
妊娠の可能性をわかっていれば、服薬を避けた方が良いですが、知らずに服用してしまった場合もそれほど心配はしなくて大丈夫。妊娠に気付いた時点で服用は中断し、医師に相談してみましょう。
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