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執筆:井上 愛子(保健師、看護師)
休んでも疲れがとれない、なんだか頭がボーッとする、そんな疲れをあきらめていませんか?もしかすると、あなたの疲れは累積疲労かもしれません。
累積疲労は、放っておくとこころや身体に悪影響を与える危険がありますが、適切な治療を受ければ、完治を目指すことができます。
累積疲労とはどのようなものなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
累積疲労ってどんなもの?
「累積疲労」という病気の捉え方は、心療内科の医師によって提唱されました。
日頃のちょっとした身体の疲れは休息や睡眠をとることで解消することができます。しかし、疲労が過度に蓄積すると、身体にある血管の90%を占める細い毛細血管と、リンパ管がつまりやすくなります。
さらに、細胞を修復する働きのある成長ホルモンの分泌が減るため、死んだ細胞がたまって身体がだるく感じるようになるというメカニズムが、累積疲労の基本的な考え方です。
さらに血管の流れが悪くなると、胃腸が弱ったり、身体で重要な働きをする酵素の活性が落ちたり、脳の働きにも影響を与えると言われています。
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