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執筆:Mocosuku編集部
監修:太田 郁子(医学博士)
人によって生理周期はさまざまです。
とはいえ「1か月に2回も生理がきた」「生理が5日も遅れている…」なんてことがあれば、不安になることもあるでしょう。決まった日時にやってこない生理に、もやもやしている女性もいるかもしれません。
そこでここでは、知っているようで知らない「生理不順」の基本と、生理周期を正しく治す方法についてご紹介します。
どれくらい周期が乱れていたら「生理不順」になるの?
「生理周期」は、生理が始まってから次の生理が始まる前日までの日数を言います。生理周期は25~38日の間に入っていれば正常だと言えるでしょう。
また「いつもは生理周期が30日なのに、今回は4日も遅れた…」と心配する人もいますが、女性の身体は繊細なのでストレスや環境の変化によってズレてしまうこともあります。毎月ぴったり予定通りに生理がくるとは限らないのです。
生理周期が予定日よりも前後4~5日以内の変動日数であれば生理不順ではなく、正常な範囲です。
しかし、生理周期の間隔が24日以内、または39日以上の場合や、生理周期が安定せず1週間以上も変動がみられる場合は「生理不順」です。
頻発月経(ひんぱつげっけい)
頻発月経は、生理周期が24日以内と生理が頻繁にくる月経のことを言います。「排卵性頻発月経」と「無排卵性頻発月経」との2つに分けられ、無排卵性頻発月経の場合は生理がきていても排卵がされていません。あるべきはずの排卵が起こらないことで、生理周期が短くなっているのです。
排卵性頻発月経の場合は、ストレスや不規則な生活によりホルモンバランスが乱れることで起こります。
稀発月経(きはつげっけい)
稀発月経は、生理周期が39日以上と生理がくる間隔が長い月経のことを言います。頻発月経と同じで、無排卵性のものと排卵性のものとに分けられます。無排卵性稀発月経の場合は、放っておくと生理がこなくなり、妊娠できなくなる可能性があります。
一方で排卵性稀発月経の場合は、過度なダイエットや生活習慣の乱れによって起こります。生理周期が39日以上であっても周期に乱れがなく、きちんと排卵が起こっていればさほど問題はありません。
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