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執筆:井上 愛子(保健師・助産師・看護師・保育士)
目の現代病と言われるほど身近になった「ドライアイ」。
日本では2200万人の患者がいると言われ、オフィスワークをしている3人に1人がドライアイとの報告もあります。「目の乾きが当たり前になっている」「目薬が手放せない」心当たりがある人は、ドライアイかもしれません。
このドライアイについて、詳しく見ていきましょう。
目にとってとても大切な“なみだ”
ドライアイは、涙の量や質の異常によって角膜(黒目)や結膜(白目)の健康が損なわれる病気です。
涙は油・水・粘液からできる3層で構成されていて、目を乾燥から防いだり、ゴミやホコリを洗い流したり、角膜や結膜に栄養を運ぶ大切な役目をしています。
目の表面は涙の膜で均一に覆われて常に潤っているのが通常の状態です。しかしドライアイにより涙の量が少なくなったり、量は正常なのに質が変化したりすると、バリアとしての涙の働きが不十分になり、角膜や結膜が乾燥して傷が付きやすくなってしまうのです。
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