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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
お酒を飲む機会の多い、年末年始のシーズン。
そんな中、一緒に過ごしていた人が「急性アルコール中毒」になったら…。
年末年始は通常の診療がお休みの医療機関が多く、受診のタイミングを迷うこともあるはずです。今回はそのほかにも、年末年始や冬場にありがちなケースと対処法をご紹介していきます。
年末年始の事故 :急性アルコール中毒とその対処
お酒を飲む機会の多い1~2月は、急性アルコール中毒で救急搬送される人が激増します。また、年々その数も増えているのが現状です。
急性アルコール中毒は、肝臓でのアルコール代謝が間に合わなくなりアルコールの血中濃度が急上昇してしまった状態です。自分の適量を知り、その日の体調にも考慮します。
急性アルコール中毒で救急搬送される人の年齢は、男女ともに20代が圧倒的に多いです。
経験不足により自分の適量を知らず、無謀な飲酒をしてしまうようです。
まずは「ほろ酔い」以上の「酩酊状態」にならないように気をつけましょう。一気飲みはもちろん良くないですし、適度なペースを保って飲むこと、水を飲み血中のアルコール濃度が短時間に高くならないようにすることなどがポイントです。
もし「お酒が飲めない」という自覚があるならば、周囲の人にそれをしっかり伝え、周囲も無理強いはしないことです。
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