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執筆:吉村 佑奈(保健師・看護師)
医療監修:株式会社とらうべ
「風邪っぽいな」と思ったとき、あなたはどのような対処をしていますか?
病院に行く、市販薬で様子を見る、何もしない…など、人によって対処法もさまざまでしょう。
いつもの対処法ですぐに良くなることもあるかもしれませんが、症状が改善されないときは、風邪以外の病気にかかっている可能性があります。
風邪と間違いやすい病気には、どのようなものがあるのでしょうか。ご一緒に詳しく見ていきましょう。
そもそも風邪とは
風邪は、上気道(じょうきどう)と下気道(かきどう)に起こる急性炎症の総称で、正式には「風邪症候群」といいます。
上気道とは、鼻、咽頭(いんとう;鼻から食道につながる部分)、喉頭(こうとう;喉ぼとけがあるところ、気道につながる部分)を指し、下気道とは、気管、気管支、肺までを指します。
つまり、これらの場所に急性の炎症が起きた状態を風邪というのです。
代表的な風邪の症状としては、発熱、全身の倦怠感、頭痛、鼻水や鼻づまり、のどの痛み、せきや痰(たん)などが挙げられます。
風邪は、空気中にいるウィルスや細菌などが気道内の粘膜に付着することで感染しますが、発症するかどうかは、その人の状態や環境によって変わってきます。
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