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執筆:南部 洋子(助産師・看護師・タッチケア公認講師)
医療監修:株式会社とらうべ
近年、注目度が高まっている「乳がん」。
乳がんと聞くと、女性がかかる病気というイメージが強いでしょう。
実際、乳がん患者のほとんどは女性ですが、男性でも発症する可能性があるということをご存知でしょうか?
今回は男性の乳がんについてご説明していきます。
男性が乳がんにかかる確率
国立がん研究センターの「がん情報サービス(※1)」によると、女性の11人に1人が一生のうち一度は乳がんにかかることがわかっています。
これに対して男性は、およそ150人に1人いわれています。
また、乳がんの全症例のうち、男性の症例の割合は1%未満といわれていて、女性と比べても稀なケースであるといえます(※2)。
しかし、男性の乳がん患者のうち、およそ15~20%は乳がんの家族歴があることもわかっていて、乳がんを経験した家族がいる人は、男女問わず気をつけたい病気でもあります。
また、女性の乳がんの場合、30~50代にかけて患者数が増加するのに対し、男性は60~70代に多いといわれています。
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