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執筆・監修:株式会社 とらうべ
思春期は身体もいろいろと変化します。 女性ホルモンの変化 もさまざまで、ホルモンが急激な増加にともなって、バランスが乱れて不安定になり、ココロもいろいろと変化しています。
人によっては、生理(月経)前から起こる、身体の変化とココロの変化があります。その症状は生理(月経)が始まってしばらくすると治まりますが、これを月経前症候群(PMS)といいます。
PMSは月経周期に伴って、女性ホルモンのバランスが変化することで、身体やココロにいろいろな変化が起こると考えられていますが、これと同じようなことは、思春期でも起こります。女性ホルモンが急に増えたり、そのバランスがまだ安定していないためです。
※PMS(月経前症候群)の症状、治療について全般的な説明は イライラや眠気… PMS(月経前症候群) の症状 にどう対応する?で詳しく紹介しています
女性ホルモンの変化 :生理(月経)前の便秘、下痢
生理(月経)前は、身体の中に水分をためやすくなっていますので、身体がむくむことがあります。便は、腸の中で栄養素と水分が吸収されたものの固まりですが、生理(月経)前は便からの水分が体の中に吸収されやすくなり、結果的に便が硬くなって便秘になります。
また排卵後に分泌量が増える黄体ホルモン(プロゲステロン)は腸の動きを止める働きがありますので便秘になります。
ところが、生理(月経)が始まるほんの少し前からプロゲステロンの分泌量が急に減るので、便通がよくなり、今度は下痢をしやすくなります。腸がグルグル回る感じ、思わずお腹をさすってしまう程の腹痛を感じることもあります。
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