(※記事中の語句のリンクは、その語句について詳しく解説したMocosuku姉妹サイトが開きます)
子どもの花粉症予防 のためのルールを知っていますか?昨今では、日本人の4人に1人は花粉症を発症していて、最近では、乳幼児期の子どもの発症率も上がってきているようです。子どもに花粉症を発症させないコツはあるのでしょうか?
子どもの花粉症予防 :子どもの3人に1人が花粉症に
そもそも「花粉症」とは、体内に入った花粉に対して人間が起こす異物反応で、これを「免疫反応」と言います。一般に免疫反応は、身体にとって良い反応なわけですが、ときに免疫反応が過剰になり、生活に支障が出てしまいます。このように身体にとってマイナスに働いてしまう場合がアレルギーということになります。もちろん花粉が体内に入ってもすぐに花粉症になるわけではありませんし、アレルギーの素因を持っていない人は花粉症にはなりません。診断方法にはアレルギー反応を示す物質(アレルゲン・抗体)で皮膚検査や血液検査などで判定します。ところが、乳幼児期に花粉症らしい症状が出たとしても、3歳~5歳以上にならないと正確な診断が出ないことが多いため、診断には保護者の観察力も重要になってくるようです。
大手製薬会社ロート製薬が2012年、2014年の12月に、花粉症対策への啓発を目的とした0歳~16歳の子どもをもつ父母を対象に「子どもの花粉症」に関する調査を実施しました。その調査によると0歳~16歳の子ども2452人中「花粉症である」と実感している子どもは32.7%、さらに、その発症年齢を調査したところ、3歳、5歳と答えた人が最も多く、5歳までの発症率は4割強、10歳までに発症した子どもは約8割、また16歳までの子を持つ父母が実感する「子どもの花粉症」は約3割強と年々発症率が増加傾向にあります。
スポンサーリンク